夜のサーカスの動画 (Setsuna Hirano)

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2014年08月24日 15:00




-Le Cirque de Nuit-
完成から半年以上がたち、4月、7月のイベントを経て、夜のサーカスの動画をやっと公開です^^
見逃された方にもぜひ見て頂けたらと思います。

白と黒の世界のサーカス、これはそのサーカスの中の一つのショーです。
登場人物は、バレリーナ、少女、時計夫人、ゼンマイ仕掛けの恋人たちの6人です。 背中にネジをつけたバレリーナ達が静かに舞い、少女が登場します。 少女はゼンマイを巻き、美しく踊る恋人たちを眺めていましたが、突然ゼンマイのレディが壊れてしまいます。 恋人を失った彼は嘆き悲しみ悲嘆にくれ、バレリーナ達は不安に舞いました。 少女がどんなにゼンマイを巻いてもレディは元には戻りません。 そんな折、時計夫人が現れます。彼女は物を直すのが得意です。さて、ゼンマイのレディはどうなるのでしょうか?


このダンスの曲は、Shusaku Rhodeさんに作曲して頂きました。
(たまたまサーカスのお話が来た時に、運命のようにシュウサクさんが2年ぶりくらいにSLに現れたんです!)
夜の不思議なサーカスであるということ、モノトーンの世界であるということ、3つの展開を持ちたいということをお伝えして出来てきたのがこの曲です。 シュウサクさんの繊細な曲はとても素晴らしく私の描く世界をさらに広げてくれました。

ダンスでのこだわりは随所にあります。
ショーの世界観は、白黒のモノトーンでしたが、人物にはそれは適用されていません。 それは、白と黒は作られた色の世界ですが、人は生きているからです。 ゼンマイ仕掛けの人形を見事に演じているサーカスの人々という設定です。 ゆっくりと対のポーズを決めるバレリーナ、このような動きはよほど鍛え上げた躰でなければできないでしょう。 美しく上がる脚・・・張りつめた空気の中じっと見つめる観客。 これを表現するためにいくつものポーズを納得がいくまで作りました。 秒数にすると数十秒ですが、無くてはならない場面だと思っています。 バレリーナ達は各場面での喜びや悲しみを表現した動きをしています。

ぜんまい仕掛けの恋人たちには、特に白と黒を意識させた格好をさせました。二人の美しいカップルダンスに、少女がうっとりと見つめるように、見ていただいた方にも感じていただけたらと思います。 一際目を引く時計夫人の衣装は、何十個ものゼンマイが回っています。 ラストシーンですべての動きを停止したいと考えたので、この衣装もバラバラに分解しスクリプトを入れて停止できるように改良しました。 手に持つ杖も同様です。
少女は憧れたり、驚いたり、疲れたり、喜んだり・・・感情の表現がとても豊かです。

照明も場面ごとに変えています。最大数のライトを使用しているので、周辺のライト管理には注意が必要です。このライトの演出に関しては、グラフィックカードなどで見え方が個々人で違ったりするので、これが無ければいけないというような作り方にはしていません。見える方がもちろん綺麗です^^

長々と書いてしまいましたが・・・6人それぞれに個性を持たせて作るのは本当に大変な作業でした。出演者のダンサーの方々にも感謝です。
映像ではなく、生で皆様に観ていただきたかったなぁ^^
解像度あげて、フルで観てください♪



もし、またサーカスが来ることがあれば・・・
是非観にいらしてください!

これはサーカスの一部です。
もっと素晴らしいショーに出会えるかもしれません^^
Setsuna Hirano